ジャンプの葛西紀明選手、W杯史上最年長優勝と妹思い [スポーツ]
まさに、レジェンド。
葛西選手に年齢など、きっと関係ないのでしょう。
スキージャンプ界で「レジェンド」と称されている葛西紀明選手が、
1月11日にオーストリアで行われたワールドカップで見事な優勝を飾りました。
大会は、ヒルサイズ200メートルという大きなジャンプ台を使うフライングヒル。
葛西選手は1回目に196メートルを飛んでトップに立ち、
2回目も197メートルと好記録を連発して文句ナシの優勝。
41歳7カ月での優勝は、ワールドカップ史上最年長です。
さらに今大会の優勝で通算16勝となり、勝利数でも日本最多となりました。
ソチオリンピックでも、ぜひとも金メダルを獲ってもらいたいものです。
ちなみに葛西選手にとってソチは7大会連続7回目の出場になり、
橋本聖子選手に並ぶ、これも日本最多記録。
7回も続けてオリンピックに出るなんて、スゴすぎます。
葛西選手が初めて出場したのは19歳のとき、
1992年のアルベールビルオリンピック。
以来、リレハンメル、長野、ソルトレイクシティ、トリノ、バンクーバー、そしてソチ。
20年以上も世界の第一線で活躍しているわけで。
そんな葛西選手が頑張る理由のひとつは、妹さんを勇気づけるため。
葛西選手には、久美子さんという5歳下の妹さんがいます。
不幸にも再生不良性貧血という難病になってしまい、入退院を繰り返し、
一時は余命半年とまで言われたそう。
その妹さんに生きる力と勇気を与えるために、
オリンピックで金メダルを獲ることを目標にしたと言います。
なんと妹思いのお兄ちゃんなのでしょーか。
お兄ちゃんの活躍に妹さんは励まされ、臍帯血治療で病気を克服。
2003年に結婚して、いまは幸せに暮らしているそうです。
今回のワールドカップ史上最年長優勝、
そしてソチオリンピック出場を誰よりも喜んでいるのは、妹さんかもしれませんね。
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