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静かすぎる!? 不細工!? 今年のF1マシンに批判の声! [F1]

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3月16日に決勝が行われたオーストラリアGPから、今年のF1シーズンが開幕しました。
F1フリークの僕としては、うれしい限りです。

でも、今年のF1はいつもと違う感じなんですよね。

F1というのは、毎年エンジンやマシンをはじめ、獲得するポイント方式、
ペナルティなど、レギュレーション(規則)がいろいろ変わります。
今年も、エンジンは2.4リットルV8エンジンじゃなくて
1.6リットルV6ターボにしなさいとか、レース中に使える燃料は
100kg(約133リットル)までだよとか、昨シーズンからの変更事項がもろもろありました。

それらがエコを配慮しすぎたためか、
あらゆるところがスケールダウン&ヘンテコなデザインになっちゃったわけで。

なにより、エンジン音が静かになっちゃいました。
F1といえば、耳をつんざき、お腹の底まで響く
エキゾーストノイズが醍醐味の1つですよね。
僕も鈴鹿には毎年通ってて、あの音を聞くだけでゾクゾクしちゃうのに、
今年はあまり大音量ではありません。

静かになったマシンに対し、各方面から批判の声が上がっています。
オーストラリアGPの主催者も「なんだい、この静かなエンジンは。
これじゃ、お客さんが喜ばないし、契約違反じゃないのさ」と怒っていたとか。

F1の最高権力者、バーニー・エクレストンさんも
「プロモーターの人たち、そんなに怒らないでくれよ。
でも、静かになっちゃったせいで収益が減ったらごめんね」と弱気です。

ネットでも「音が大きければいいってもんじゃない」
「F1の技術を乗用車にフィードバックするのだから、これでいい」という、
静かさを歓迎する意見もありますが、
「エキゾーストノイズが小さいと迫力がない」
「なぜ世界最高峰のモーターレースが、技術競争させられるのか」など、
静かさを否定するものが大半です。

僕もムダに大音量にする必要はないと思うけど、
スピードを追求しエンジン性能を高めた結果、
音が大きくなってしまうのは仕方のないことだと思います。
それだけ、今回のレギュレーション変更は厳しいものだったといえるでしょう。

いまとなっては、フェラーリV12とホンダV10のサウンドが懐かしいっす。←ふるっ

さらに、今年の特徴であり、批判の対象となっているのがデザイン。
とくにノーズがニョロっと垂れ下がっていて、
カモノハシというかアリクイというか、奇妙なデザインが目立ちます。

ちなみに、フェラーリは「カモノハシ」型。

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小林可夢偉選手が乗るケータハムは「アリクイ」型といわれています。

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ノーズが珍獣になっちゃったのもレギュレーション変更によるもので、
安全性向上のために、いままで50cmまでOKだったノーズ先端部の高さが
18.5cmに大きく引き下げられました。
そのレギュレーションをクリアしながら空力的に速いマシンをつくろうとすると、
ヘンテコなノーズにならざるを得ないのだそうです。

正直言って、今年のマシンはあまり美しくないと僕は思います。

そうそう、このあいだ書いた(コレです。読んでね)、
ウィリアムズのマシンに付けられたアイルトン・セナの顔写真とメッセージはこちら。

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「SEMPRE」というのはポルトガル語で、英語にすると「ALWAYS」の意味です。

このウィリアムズのマシンのノーズもアリクイ型(写真はテスト用マシン)。

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セナはどんな気持ちで天国から見守っているのでしょうね。

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