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「もうやりたくない」無観客試合が残したもの [スポーツ]

どういう意図なのかわからないけど、
埼玉スタジアムで3月8日に行われた浦和レッズ vs サガン鳥栖との試合で、
浦和サポーター側の観客席入り口に掲げられた「JAPANESE ONLY」の横断幕。

「日本人以外、お断り」!?
あらら、そんな差別的なこと言っちゃダメでしょ、スポーツなんだし。

この横断幕を見た浦和側も、たぶん「!?」と思っただろうし、
心ない一部サポーターによるものなんだけど、
試合終了まで横断幕は撤去されることはなく、掲示されたままでした。

それに対し、Jリーグが浦和に下した処分として、
Jリーグ史上初となる無観客試合を3月23日に開催。
対戦相手は、清水エスパルス。

ちなみに、浦和はこの横断幕を掲げたサポーター3人に対し、
すべての試合に入場禁止・無期限活動禁止処分に。当然だよね。

すっごく広い埼玉スタジアムに、観客が誰もいなくて、
そこで試合しなければいけない両チーム。

声援はもちろん、選手紹介や交代、得点者を告げる場内アナウンスもないんだよ。
これは、かなり可哀想なわけで。

浦和は入場料や広告料で2億円以上の損害だし、
なにより選手は大観衆の中でやりたかっただろうし、
サポーターも近くで応援したかったと思う。

とくに可哀想なのは、清水の選手やサポーターだよね。
だって、清水はなーんにも悪くないわけでしょ。
たまたま日程的に浦和との試合だっただけで、
浦和の勝ち点剥奪などの処分でもよかったんじゃないのかなぁ。

試合の結果は、1-1のドローでした。

制裁を決めたJリーグの村井満チェアマンも「大変寂しく、悔しい思い」と言い、
清水のゴトビ監督は「誰もいない状況で戦うと魂が欠けているように感じる。
無観客試合はこれが最後になることを願っている」とコメントしました。

国籍に関係なく応援するのがサッカーだし、とにかくフェアじゃなきゃね。
今回の件をきっかけに、サッカー界に差別がなくなること、
そして浦和にはいちばんクリーンなチームになってほしいと
多くのサッカーファンが願っています。

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