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桃太郎は、桃から生まれてない!? おばあさんの子ども!? [話題]

子どものころ読んだ童話とか、
“本当はこうだったんだよ”というのがけっこうあるよね。
みんな昔のことだから諸説あったり、
あとからつくったデマや都市伝説なのかわからないけど。

高松市歴史資料館では、4月19日~5月25日まで
「再発見!桃太郎の世界」という企画展を開催。
桃太郎に関するめずらしい絵巻や関連本などが展示されているんだけど、
そのなかに「桃太郎は桃から生まれていなかった」
という説を裏付ける絵巻が展示され話題になっています。

僕たちが習った桃太郎は、おじいさんは山へ芝刈りに、
おばあさんは川へ洗濯に行ったら、どんぶらこ〜どんぶらこ〜って、
川から大きな桃が流れてきて、桃の中から桃太郎登場! だよね。
桃太郎神社には、こんなのがあるし。

momotaro_2.jpg

でもね、その絵巻によると、川を流れてきたのは普通サイズの桃で、
おばあさんがその桃を食べたら若返っちゃうの。
「あらら、おばあさんどしたの!? 若返っちゃったじゃん」
と驚くおじいさんの様子を描いたのがこの絵巻です。

momotaro_1.jpg

で、おじいさんは美魔女のように若くなったおばあさんとがんばり、
2人にできた子どもが桃太郎というストーリーです。

学芸員さんの解説によると、
桃太郎は室町時代末期から江戸時代初期にかけての各地の伝承から生まれ、
明治時代に小学校の国語の教科書に載るまでは
「桃から生まれた話」と「おばあさんが若返った話」が混在していたそう。

それで「おばあさんが若返った話」は小学生には伝えづらかったので、
「桃から生まれた話」になったのではないかということです。

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