仙台のドイツ人逃走犯、逮捕の理由と自首の顛末

11月13日の午後に宮城県・仙台中央警察署から逃走した
ドイツ人のシューツ・ペトロ・ウラジミロビッチ(名前、長っ)容疑者(25)は、
14日の午後6時半ごろ七ヶ浜町の交番に自首しました。

この事件を最初テレビで知ったとき、
警察署から逃げられちゃうなんて、警察ダメダメじゃんって思ったわけで。
そう思いません?

そもそも犯人シューツ(名前後半省略)の逮捕容疑は傷害なのですが、
きっかけは“無料ラーメン”。

10月20日ごろ、シューツは仙台駅前のホテルに泊まってました。
そのホテルには、ラーメンの無料サービスがあるのに、シューツは知りませんでした。
ラーメン好き(たぶん)のシューツは頭にきて「なんで、僕に教えてくれないの!?」と、
チェックアウト後も何度かホテルにクレームをつけにきたそうです。
無料ラーメンがものすごく食べたかったんでしょうね。

その時点では、単なるクレーマーだったのですが、
なぜかその10日後、また同じホテルに泊まります。

そのときに無料ラーメンを食べたかどうかは不明ですが、
前回食べられなかった恨みが残っていたらしく、
ホテルのスタッフ2人に暴行しちゃいました。
まったく何が事件の引き金になるか、わからないものです。

これがけっこうヒドい暴行で、2人は頭などにケガを負い、
1人は左目の奥の骨を折る大ケガです。
そこで、ラーメン好きの(しつこい!?)シューツ緊急逮捕です。

また、逮捕された日の昼間に、
東北大学の学生を殴ってお金を奪ったという容疑もあります。

写真を見ると、物静かな青年という感じですが、
実はけっこう凶暴な性格なのかもしれませんね。

それで、仙台中央警察署で取り調べを受けているときに、取り調べ室から逃走。
警察官2人と通訳1人がいて、警察官の1人が席を外したときに逃げちゃったそうです。

逃がしちゃった警察官もマヌケですが、取り調べ室ってカギかけないの!?

取り調べ室が何階にあるか知りませんが、常識的に1階ということはないでしょう。
下のフロアとか入り口付近にも警察官がいたはずなのに、逃げられちゃうものなんですね。

逃げたシューツは、すかさずヒッチハイク。
たまたま優しいドライバーが通りかかり、七ヶ浜町のほうへ連れてってくれます。

そのときシューツは、白いTシャツに白いズボンを履き、ハダシでした。
名前はシューツなのに、シューズなし。←すみません、おやじギャグでした
ちなみにTシャツは七分袖で、背中には派手な龍のプリント。
外国人ウケしそうなデザインですが、ちょっと恐い人っぽかったりして。

でも、この季節、その格好ではチョー寒いわけで、
道行く人に声をかけたら、何人かの人が洋服をくれたそうです。
おーー、仙台には、なんと優しい人が多いのでしょう。

その後、ヒッチハイクさせてあげた方の話や目撃情報、
ツイッターなどで、シューツの居場所がだんだんわかってきます。
SNSは、こーゆうとき活躍しますね。

ドイツ語で「安全を約束しますから、出てきなさーい！」と、
潜んでいると思われる地域の町内放送(防災無線!?)などで呼びかけたりしました。

それで、もう逃げられないと観念したシューツは交番に出頭。

「サムイ。オナカスイタ」とカタコトの日本語で言ったそうです。
あったかいラーメンを食べさせてもらえたでしょうか。

また、自首したとき、シューツが履いていたのは、野球のスパイク。
警察署からハダシで逃げ、途中で誰かにスリッパをもらったそうですが、
たぶん破れてしまったのでしょう。
そのあと優しい方から野球のスパイクをもらったみたい。
野球のスパイクをくれるところが、さすが日本一・楽天イーグルスの地元です。
もしくは盗んだか。でも、盗むとしたら、普通の靴を盗みますよね。

グラウンドじゃないんだから、野球のスパイクだと歩きづらかったでしょうね。
鋲が金具のだと、歩くたびにカチャカチャと音しちゃうし。

出所したら、杜の都・仙台を満喫してもらいたいと思います。
今度は普通の靴で(←そこかい!?)

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